愛知県内企業の所定外労働時間は前年同月比8.7%の大幅増

5月14日 愛知県は先日、毎月公表している「愛知県の勤労」の2015年2月分結果を公表しました。調査産業計、事業所規模5人以上のポイントは以下のとおりとなっています。

賃金の動き
・常用労働者の1 人平均の現金給与総額は、調査産業計で275,040円となり、前年同月に比べ1.1%増加しました。
このうち、きまって支給する給与は272,027円となり、0.7%増加しました
・実質賃金指数(消費者物価変動分を除いたもの)をみると、現金給与総額は、1.7%減少しました。きまって支給する給与は、2.0%減少しました。
労働時間の動き
・常用労働者の1 人平均の総実労働時間は、調査産業計で145.3 時間となり、前年同月に比べ0.6%増加しました。
・総実労働時間の内訳は、
 所定内労働時間は、131.7 時間となり、0.3%減少しました。
 所定外労働時間は、13.6 時間となり、8.7%増加しました。
 雇用の動き
・常用労働者の常用雇用指数は、
 調査産業計で100.5(平成22 年平均=100)となり、前年同月に比べ0.4%増加しました。
・常用労働者中のパートタイム労働者比率は、調査産業計で29.8%となりました。

 全体的に比較してみると、出勤日数は減少していますが、所定外労働時間は増加しているため、1日の労働時間が長時間化していると考えられます。産業別には、運輸・郵便業、不動産・物品賃貸業、学術研究・専門・技術サービス業を除いて増加しており、特に生活関連サービス・娯楽業、教育・学習支援業では前年比40%と突出した結果となっています。


参考リンク
愛知県「愛知県の勤労(平成27年2月分)」
http://www.pref.aichi.jp/0000082364.html

(日比野志穂

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