上司から部下へ時間外命令カードの手渡しで時間外労働の見える化と意識付け!【愛知県働き改革】取組み事例【中部電力株式会社】
愛知県では「愛知の働き方改革」として、労働者の生活スタイルや家庭責任、地域貢献等に対応できる、多様な働き方・効率的な働き方を勧めるため、県内企業の働き方改革の取組み事例を紹介していますが、今回は中部電力株式会社の「時間外命令カード」を紹介します。
中部電力株式会社では、時間外労働削減に関する取組の一つとして、時間外労働を命ずる場合には、終礼時に上司が部下の業務の進捗状況に応じた所要時間を確認し、「時間外命令カード」を残業する者に手渡ししているとのことです。取組みの結果、時間外労働を目に見える形で示すことによって、職場全体で各人の時間外労働の状況を把握できるようになったそうです。また上司が部下に「時間外命令カード」を渡す場が、具体的な業務内容を聞き取り、時間外労働の必要性を確認するコミュニケーションの場にもなっているとのことです。
時間外労働削減の第一歩は、見える化と意識付けです。プレイングマネジャーの多い中小企業では、なかなか実施できないケースが多いですが、導入のハードルが高くなく、見える化と意識付けができるような他社の取組みを参考にしてみてはいかがでしょうか?
このほかにも以下のリンクから愛知県各企業の取組みを確認することができますので、興味のある方は是非確認してみてください。
参考リンク
愛知労働局「愛知の「働き方改革」事例を掲載しました!」
http://aichi-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/riyousha_mokuteki_menu/jigyounushi/jigyounushi_jouhou/hatarakikata-jirei.html
(中島敏雄)
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