外国人労働者の雇用管理については、未だに不法就労や社会保険未加入、日本人との差別的な労働条件での就労が多かったりと、多くの課題を抱えています。また、専門的な知識・技術を持つ外国人（いわゆる「高度外国人材」）の就業促進が、企業側の受け入れ環境が整っていないなどの理由で、不十分な状況にあります。

　そのため、厚生労働省では、毎年6月を「外国人労働者問題啓発月間」と定め、今年は「外国人雇用はルールを守って適正に～外国人が能力を発揮できる適切な人事管理と就労環境を～」を標語に、事業主や国民を対象とした集中的な周知・啓発活動を行っています。具体的には、以下の取組みがされます。

　外国人労働者を雇用している企業においては、この機会に自社の外国人労働者の雇用管理が適正に行われているか確認しておきましょう。

＜主な取り組み内容＞
（1）ポスター・パンフレット の作成・配布
（2）事業主団体などを通じた周知・啓発、協力要請
（3）個々の事業主などに対する周知・啓発、指導
（4）技能実習生受入れ事業主などへの周知・啓発、指導
（5）各種会合における事業主などに対する周知・啓発等の実施
（6）留学生をはじめとする「専門的・技術的分野」の外国人の就職支援の実施
（7）「外国人労働者向け相談ダイヤル」の開設

＜参考リンク＞
厚生労働省「6月は「外国人労働者問題啓発月間」です」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000086136.html

当ブログの記事の無断転載を固く禁じます。

Tweet