職種により大きくバラつく有効求人倍率 サービス業3.33倍、事務職0.37倍

20150710 愛知ハローワークが毎月集計している「求人・求職バランスシート」の平成27年5月版が公表されました。今回はこのうち、職業別の有効求人・求職状況について確認してみましょう。

 愛知県の雇用環境は堅調で月間有効求人数120,583件に対する月間有効求職者数は99,871人、有効求人倍率は1.21倍となっています。これを職業別求人数が多い順に見てみると、サービスが30,328件に対して11,971人で3.33倍、専門技術が24,659件に対して9,112人で2.06倍、生産工程が13,709件に対して12,812人で1.07倍となっており、サービスと専門技術では大幅に人手が不足している状況が示されています。職業別でもっとも求人倍率が低い事務については、月間有効求人数10,750件に対して月間有効求職者数は28,737人に上っており、その有効求人倍率は0.37倍と大きなミスマッチが生じていることが分かります。

 愛知県の有効求人倍率は全国的にも高い水準で推移していますが、少し細かく見てみると人手不足の職業もあれば人余りになっている職業もあり、職業毎の差が非常に大きいことは認識しておく必要がありそうです。


参考リンク
愛知ハローワーク「求人求職バランスシート」
http://aichi-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/jirei_toukei/jyoho01/syokugyouanteika/5g.html

(中島敏雄)

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