2015年度 国内・海外出張旅費に関する調査の結果を公表/産労総合研究所
人事労務分野の情報機関である産労総合研究所が、2015年6月に実施した「国内・海外出張旅費に関する調査」の結果を公表しました。
調査項目の中でも、中国への出張について、今回の調査結果と前回のものを比較して見ていきますと、上位職位においては日当、宿泊料ともに支給額を絞るなど、海外出張旅費は他国も含め、全体的に削減傾向ですが、下限となる一般社員レベルでは、物価上昇などの影響もあるのか、支給額が微増しています。
<中国出張日当>
2015年調査:役員(平取締役)6,429円、課長クラス5,019円、一般社員4,514円
2013年調査:役員(平取締役)6,960円、課長クラス5,063円、一般社員4,456円
<中国宿泊料>
2015年調査:役員(平取締役)15,197円、課長クラス12,986円、一般社員12,070円
2013年調査:役員(平取締役)15,990円、課長クラス13,048円、一般社員11,953円
海外出張旅費の削減策については、「ディスカウントチケットや旅行パックの利用(25.9%)」、「テレビ会議やウェブツールによる代替(24.1%)」、「会社による一括管理(予約・手配等)(21.8%)」と続いています。自社の支給水準を見直される際には、参考にされてもよいでしょう。(佐藤和之)
<参考リンク>
産労総合研究所「2015年度 国内・海外出張旅費に関する調査」
http://www.e-sanro.net/jinji/j_research/j_research04/pr1509/
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