女性活躍推進プロジェクトで女性渉外担当者や役席者が増加!【愛知県働き方改革】取組み事例【株式会社名古屋銀行】

20151028 愛知県では「愛知の働き方改革」として、労働者の生活スタイルや家庭責任、地域貢献等に対応できる、多様な働き方・効率的な働き方を勧めるため、県内企業の働き方改革の取組み事例を紹介していますが、今回は株式会社名古屋銀行を紹介します。

 株式会社名古屋銀行では社員の能力を最大限発揮するためには、仕事も家庭もより充実させる仕組みづくりが重要と考えています。社員がそれぞれの個性を発揮し生き生きと働くことにより、業務スキルの持続的成長や継続勤務が期待できることから、働き方の多様化への取り組みを成長戦略と位置づけて様々な取組みを行っていまが、今回はその中から2つを紹介します。

 1つ目はサマータイム勤務の試行です。2015年7月1日から31日までの1ヶ月間、本支店勤務のすべての社員を対象として、業務上必要な時間外勤務を所定の始業時刻より1時間早い午前7時45分から行うことを推奨し、定時(午後5時30分)退行を励行しました。このサマータイム勤務による早帰りで、家族と過ごせる時間が増え、社員のモチベーションが上がる効果が得られたそうです。他社では期間が長かったり、社員の意識を揃えられず結局労働時間が長くなってしまったという話も聞かれましたが、1ヶ月限定、1時間のみの時間外勤務前倒しなど低めのハードルから試してみても良いかもしれませんね。

 2つ目はダイバーシティの推進です。各部署から人員を募り女性活躍推進プロジェクトチーム(チームひまわり)を創設し、主導的に施策を推進しているとのことです。社内イントラネットに活躍女性、ワーク・ライフ・バランスを実践している女性の紹介、産休前面談、育休者・復職者向け懇話会の実施、育児短時間勤務者の保育所送迎を理由とするマイカー通勤許可を柔軟化など、現場の声を丁寧に制度に反映していることがうかがえます。取組みの結果、女性の渉外担当者の増加や結婚・出産等を経て就業を継続する女性が増加、上位職を目指す女性が増加し女性の役席者増加などの効果が出てきているとのことです。

 このほかにも以下のリンクから愛知県各企業の取組みを確認することができますので、興味のある方は是非確認してみてください。


参考リンク

愛知労働局「愛知の「働き方改革」取組事例」
http://aichi-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/riyousha_mokuteki_menu/jigyounushi/jigyounushi_jouhou/hatarakikata-jirei.html

(中島敏雄

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