愛知県では、2016年3月に県内の大学・短大を卒業する学生の就職状況を調査しており、先日、2016年3月末現在の就職内定状況をとりまとめました。その結果は以下のとおり大学・短大卒業者の就職率は5年連続で上昇し、対前年比0.4ポイント増の96.9%となりました。

大学・短大計の就職内定率　96.9％（対前年比0.4ポイント増）
大学卒業予定者の就職内定率　96.9％（対前年比0.4ポイント増）
短大卒業予定者の就職内定率　97.5％（対前年比0.9ポイント増）

　若者の人口は減少を続けていますが総務省統計局の人口推計によれば、2013年10月1日現在の22歳人口は約123万人、0歳人口は約104万人となっています。すなわちこれは22年後には大学卒業年齢の人口が19万人減少することを表しています。一方40歳人口は202万人ですので、日本の若者の人口は40年かけて半減したことが分かります。高い内定率が続く一方、企業間の激しい新卒獲得競争はさらに激化していくことが予想されます。どうすれば学生に選ばれる会社になれるのかはもちろんのこと、新卒採用以外の人材調達方法も考えていく必要があるでしょう。

参考リンク
愛知県「県内大学・短大生の就職率（3月末）は、対前年比0.4ポイント上昇の96.9％」
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/shugyo/j-2015-naiteiritsu201603.html

（中島敏雄）

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