人を採用したい企業が1.4倍に増加する一方、就職希望者は20%以上減少している愛知県
愛知労働局より最近の雇用情勢(2016年3月分)が公表されています。今回は2011年のデータと直近のデータとの比較によって、ここ5年間でどのように愛知県の採用市場が変化してきたのかを確認してみましょう。
企業がハローワークを通じて求人を行う件数は「月間有効求人数」として現れてきます。2011年度の月間有効求人数は112,796人でしたが、直近の2016年3月の月間有効求人数は154,185人となっており、その数はおよそ1.4倍に増加しています。
一方ハローワークを通じて職を求める人の数は「月間有効求職者数」に現れてきます。2011年度の月間有効求職者数は119,946人でしたが、直近の2016年3月の月間有効求職者数は92,385人となっており、その数は8割以下に減少しています。
人を採用したい企業が1.4倍になる一方で、職を求める人の数が2割以上減少しているのであれば、多くの企業が採用に苦労する現状は当然とも言えます。今後企業は、求職者に「選ばれる」あるいは「見つけてもらう」ための活動により注力していく必要があるといえるでしょう。
参考リンク
平成28年3月分 最近の雇用情勢
http://aichi-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/jirei_toukei/jyoho01/syokugyouanteika/anteika01.html
(中島敏雄)
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