完全雇用に近付く愛知の雇用 非正規比率は37.0%
人手不足に沸く愛知県の雇用情勢ですが、先日、愛知県は平成28年度平均の「愛知県の就業状況」資料を公開しました。この資料は、総務省統計局が実施している「労働力調査」の愛知県分の個別データ(毎月約2,400世帯)の使用について総務省の承認を得て、愛知県が独自に公表するものです。
これによれば、平成28年の愛知県における完全失業率は2.4%となっていますが、過去の推移を見ると以下のような状況です。なお、括弧内は前年との差です。
平成23年度 3.6%
平成24年度 3.7%(+0.1%)
平成25年度 3.2%(▲0.5%)
平成26年度 2.6%(▲0.6%)
平成27年度 2.5%(▲0.1%)
平成28年度 2.4%(▲0.1%)
このようにここ2年間は下げ止まりの状態となっています。非常に求人ニーズが強い中、このような状態になっているということは、ほぼ完全雇用の状況に近付きつつあると言えるのかも知れません。今後、当面は深刻な採用難が続くことになりそうです。
また気になる非正規比率については以下のように、全体で37%が非正規の職員・従業員となっています。
男女計 正規 63.0% 非正規 37.0%
男 正規 79.3% 非正規 20.7%
女 正規 41.7% 非正規 58.3%
参考リンク
愛知県「愛知県の就業状況(平成28年平均)」
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/toukei/roudouryokuchousa2016.html
(大津章敬)
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