退職金制度改定に関する確認書
平成24年3月の適格退職年金制度の完全廃止期限が徐々に近付いてきています。これに伴い、適格退職年金制度を廃止し、中退共などに移管し、同時に退職金制度を見直す企業が増えています。この書式はそうした取り扱いを行う際、将来の無用なトラブルに備え、従業員より回収する確認書(同意書)のサンプルになります。
□重要度:★★
□官公庁への届出:不要
□法定保存期間:なし(将来のトラブルを想定すれば、制度改定時の従業員が退職するまで保存することが望ましい)
[ダウンロード]
Word形式 taishokukinkaitei_kakunin.doc(24KB)
PDF形式 taishokukinkaitei_kakunin.pdf(7KB)
[ワンポイントアドバイス]
適年廃止および退職金制度改定という取り扱いは、場合によっては従業員にとって不利益な内容を伴うこともあり、改定の際には十分な説明が必要となりますが、将来のトラブルを防止する観点からはこの書式にあるような確認書(同意書)を取っておくと、より確実でしょう。なお、制度改定の説明会を行った際には、その議事録および参加者名簿を残すなどの対応も、制度改定における適正手続を証明するためには重要となります。なお退職金制度改定に関しては拙著「中小企業の退職金・適年制度改革実践マニュアル」もご参考頂ければと思います。
[参考リンク]
大津章敬著「中小企業の退職金・適年制度改革実践マニュアル」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4539719599/roumucom-22
(大津章敬)
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