大幅に是正されている愛知県の女性労働力率のM字カーブ
わが国の女性の労働力率は昔からM字カーブを描いていると言われます。これは、労働力率が結婚・出産期に当たる年代に一旦低下し、育児が落ち着いた時期に再び上昇するというものですが、近年、このM字の谷の部分が浅くなってきていると言われます。そこで本日は、その愛知県企業の状況について、平成27年国勢調査 -就業状態等基本集計結果を元に見てみることにしましょう。
これによれば、愛知県の女性労働力率のM字カーブもかなり是正されてきていることが分かります。以下はM字カーブの底となる、30~34歳の女性の労働力率の推移です。
平成 7年 49.4%
平成17年 60.2%
平成27年 68.9%
このように20年間で19ポイントも改善しています。共働きの増加や育児休業制度の普及などの影響が強いと思われますが、今後の労働人口減少時代には、更なる改善が望まれるところでしょう。
参考リンク
愛知県「あいちの人口 平成27年国勢調査 -就業状態等基本集計結果(平成27年10月1日現在)」
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/toukei/kokuchou2015-2.html
(大津章敬)
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