日中社会保障協定が実質合意に至りました
かねてから日中間で協議されていた「日中社会保障協定(仮称)」が、2018年1月28日に実質合意に至りました。
中国においては、省市によって取扱いは異なるものの、一部の省市においては、日本人を含む外国人に対しても社会保険の加入義務が生じています。そのため現在は、日本から中国(上海市など一部の省市を除く)へ赴任する駐在員は、日本と中国双方の社会保険に加入しなければならず、保険料の二重払いの問題が生じています。
この日中社会保障協定が発効することで、この問題が解消されます。今後、協定内容の確定や署名などの調整がされ、協定の効力発効となります。早期の発効を期待したいところです。
<参考リンク>
厚生労働省「日中社会保障協定(仮称)交渉における実質合意」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000192138.html