2018年3月の愛知の新規求人倍率は前月比0.5ポイント増の3.19倍
愛知の雇用情勢は相変わらず全国トップクラスの超人手不足状態にありますが、愛知労働局の求人倍率のデータを毎月追っていると、年明けから少し失速してきているのではないかという印象を受けていました。具体的に言えば、新規有効求人倍率は昨年12月に遂に3倍の大台に乗り、3.01倍を記録して以来、2ヶ月連続で低下し、今年2月には2.69倍になっていました。まだ毎月右肩上がりで推移していた有効求人倍率も2月には久し振りの前月比マイナスという結果に。
これで愛知の雇用もそろそろ落ち着くかと思いましたが、先日公表された3月分の資料を見ると、以下のように大幅な回復という結果になっています。
新規有効求人倍率 3.19倍(前月比+0.50ポイント)
新規有効求人倍率 1.93倍(前月比+0.04ポイント)
なお、1.93倍という有効求人倍率ですが、これは高度経済成長期ピークで戦後最高となった1973年11月の全国平均と同じ値となっています。もちろん全国平均と愛知の値ですので、同じには見ることはできませんが、いずれにしても歴史に残る雇用情勢であることは間違いありません。
改めて、安心して働き続けることができる職場環境の実現に向け、取り組んでいきましょう。
参考リンク
愛知労働局「平成30年3月分・平成29年度平均 最近の雇用情勢」
https://jsite.mhlw.go.jp/aichi-roudoukyoku/content/contents/000219081.pdf
(大津章敬)
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