退職金規程[中退共利用確定拠出型(グレード別掛金設定)]
中退共を利用した確定拠出型退職金制度のうち、中退共の掛金をグレード(社内資格等級)に基づき掛金を設定するタイプの規程のサンプル(画像はクリックして拡大)です。グレードに基づいて掛金を設定することで、退職金給付額に在職中の貢献度を反映させることを目的としています。
重要度 ★★★★
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[ワンポイントアドバイス]
今日は中退共を利用した確定拠出型の退職金規程のシリーズの3回目。今日は近年、中堅中小企業の退職金改定のスタンダードの一つとなっているグレード(社内資格等級)に基づき掛金を設定する方式を取り上げます。近年、能力主義や成果主義の進展により、退職金にも在職中の貢献度を仕組みとして反映しようという傾向が強まっています。そうした場合、従来はポイント制退職金制度を採用することが多かったのですが、ポイント制は確定給付型の退職金制度であるため、運用のリスクを会社が負うというデメリットを持っています。そこでこの制度では、中退共を利用することで、確定拠出型の制度ながらポイント制と同様の効果を得ることを狙っています。
この方式の退職金制度の設計については拙著「中小企業の退職金・適年制度改革実践マニュアル」をご参考頂ければ幸いです。
関連blog記事
2007年6月15日「退職金規程[定額制] 」
https://roumu.com/archives/54507369.html
2007年6月14日「退職金規程[最終給与比例方式] 」
https://roumu.com/archives/54507179.html
参考リンク
中小企業退職金共済事業本部
http://chutaikyo.taisyokukin.go.jp/
大津章敬「中小企業の退職金・適年制度改革実践マニュアル」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4539719599/roumucom-22
(大津章敬)
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