上海で始まったゴミの分別

7月1日から中国の都市部に先駆け、上海市でゴミの分別が始まりました。確か4、5年くらい前だったと思うのですが、そのときもマンションの敷地では7種類くらいの収集桶が置かれ、分別運動が行われたことがありました。あくまでも自主的な活動だったため瞬く間に下火になり、たやすく想像できるとおり、相変わらず無造作にゴミが積まれていたのですが、今回は上海市、本気です。違反者には罰金も課します。なにも知らない海外からの観光客も同様に対象です。

 食材の残り、可燃物、回収品、有害品の4種類に分けます。これだけみれば簡単のようですが、その内容、運用ルールは結構厳格で細かい。ある意味日本以上に、少なくとも私の住んでいる神戸市では、まあこれくらいいいよね、で済むところが、上海市ではそうはいきません。明らかに食材とわかるものはまだしも、骨のついた肉はどうするんだとか、住民はたいへん困惑しています。今まではいろいろなものをごちゃまぜにしてゴミ桶にドサッと捨てれば済んでいたのが、今ではマンションの敷地内に設けられた収集所まで持って行き、そこで指導員の指示を受けながらひとつひとつ分別して捨てなければなりません。非常に面倒くさいです。これを機に、街のゴミ箱も少しずつ減ってきました。先日、マンションでの分別が面倒だった私は、ゴミ袋にまとめてゴミを入れて、会社に向かう途中、路上のゴミ箱に捨てようとしたら、通りに向こう側から回収のおばちゃんに思いきり叱られました。

 中国は上海市での試験的運用(罰金があるので試験ではないですが)を皮切りに、中国全国で広めていこうとしているようです。上海市とか北京市などの都市部ではともかく、地方の農村部まで浸透していくまでに何十年かかるのかしら、と思ってしまいます。(清原学)