1月開始の雇用保険のマルチジョブホルダー制度 様式公開

 来年1月から、雇用保険のマルチジョブホルダー制度が始まります。この制度は、複数の事業所で勤務する65歳以上の労働者が、そのうち2つの事業所での勤務を合計して以下の要件を満たす場合に、本人からハローワークに申出を行うことで、申出を行った日から特例的に雇用保険の被保険者(マルチ高年齢被保険者)となることができるものです。

 通常、雇用保険の被保険者資格取得に係る届け出はその労働者を雇用する事業所が行うことになりますが、マルチ高年齢被保険者に関しては、「雇用保険マルチジョブホルダー雇入・資格取得届」および「マルチジョブホルダーの働き方に関するアンケート調査票」により労働者自身がハローワークで手続きをします。今回、厚生労働省のホームページではこれらの様式が公開されました。

 そもそも対象になる労働者自体が多くないと思われるため、労働者の希望により適用となるマルチ高年齢被保険者となることを申し出る人も多くないことが予想されます。

 ただし、アンケート調査票は通常にはない届け出になるため、雇用保険の手続きをされている方は、一度、確認しておいてもよいかもしれません。


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2021年10月1日「雇用保険マルチジョブホルダー制度の申請パンフレット」
参考リンク
厚生労働省「【重要】雇用保険マルチジョブホルダー制度について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000136389_00001.html
(宮武貴美)