最低賃金答申 全国加重平均額25円の大幅引上げへ
昨日、厚生労働省は、都道府県労働局に設置されているすべての地方最低賃金審議会が、今日までに答申した平成28年度の地域別最低賃金の改定額を取りまとめ、公表しました。その内容は画像のとおりです。
今回の答申のポイントは以下のとおりとなっています。
改定額の全国加重平均額は823円(昨年度798円)
全国加重平均額25円の引上げは、最低賃金額が時給のみで示されるようになった平成14年度以降、最大の引上げ(昨年度は18円)
最高額(東京都932円)と最低額(宮崎県等2県714円)の比率は76.6%
答申された改定額は、都道府県労働局での関係労使からの異議申出に関する手続を経た上で、都道府県労働局長の決定により、10月1日から10月中旬までに順次発効される予定となっています。大幅な引き上げとなりますので、最低賃金割れがないかチェックを行っておきましょう。
関連blog記事
2016年7月29日「注目の最低賃金 今年は21円~25円の引き上げへ」
https://roumu.com
/archives/52109980.html
2015年9月25日「平成27年度地域別最低賃金がすべて出揃いました」
https://roumu.com
/archives/52085495.html
参考リンク
厚生労働省「すべての都道府県で地域別最低賃金の改定額が答申されました」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000134251.html
(大津章敬)
http://blog.livedoor.jp/otsuakinori/
当社ホームページ「労務ドットコム」にもアクセスをお待ちしています。
最新情報の速報は「労務ドットコムfacebookページ」にて提供しています。いますぐ「いいね!」」をクリック。
http://www.facebook.com/roumu
当ブログの記事の無断転載を固く禁じます。