愛知県内企業の2019年年末一時金の平均妥結額は過去最高の900,361円

 愛知県は昨日(2020年1月23日)、愛知県内企業における2019年年末一時金要求・妥結状況調査結果を公表しました。なお、この調査の対象は、愛知県内の民間企業のうち、労働組合のある企業425社で、回答を得られた327社(299人以下 124社、300~999人 69社、1,000人以上 134社)の結果を集計したもの。

 これによれば、集計した327社の年末一時金の平均妥結額は900,361円で、前年の872,204円と比べると、28,157円のプラス(前年比3.2%増)となり、初めて90万円を超えています。これを産業別にみると、製造業の平均妥結額は942,433円で、前年の908,023円と比べると、34,410円のプラス(前年比 3.8%増)、非製造業の平均妥結額は、693,695円で、前年の690,852円と比べ 2,843円のプラス(前年比 0.4%増)となっています。ちなみに集計企業数の約7割を占める製造業の業種別平均妥結額をみると、「輸送用機械器具」の1,008,449円(前年比 51,395円増、5.4%増)がもっとも高くなっています。

 一方、企業規模別にみると、平均要求額、平均妥結額ともに、「299人以下」と「1,000人以上」の企業規模では前年を上回ったものの、「300~999 人」の企業規模では前年を下回っています。


参考リンク
愛知県「県内の企業における2019年年末一時金要求・妥結状況調査結果をお知らせします」
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/rodofukushi/2019nenmatsu.html

(大津章敬)