ほぼ確定した協会けんぽの2020年度の健康保険料率(全国平均10.0%維持)

 協会けんぽでは、例年3月分から健康保険料率および介護保険料率を見直しています。今年度も同様の見直しについて、議論が行われてきましたが、昨日、第102回全国健康保険協会運営委員会が開催され、「令和2年度都道府県単位保険料率の決定について(案)」の資料が公開されました。

 それによると、2020年3月分からの健康保険料率は以下のとおりの変更(京都府および兵庫県は変更なし)が見込まれています。

北海道・・・10.41%   滋賀県・・・9.79%
青森県・・・9.88%   京都府・・・(10.03%)
岩手県・・・9.77%   大阪府・・・10.22%
宮城県・・・10.06%   兵庫県・・・(10.14%)
秋田県・・・10.25%   奈良県・・・10.14%
山形県・・・10.05%   和歌山県・・・10.14%
福島県・・・9.71%   鳥取県・・・9.99%
茨城県・・・9.77%   島根県・・・10.15%
栃木県・・・9.88%   岡山県・・・10.17%
群馬県・・・9.77%   広島県・・・10.01%
埼玉県・・・9.81%   山口県・・・10.20%
千葉県・・・9.75%   徳島県・・・10.28%
東京都・・・9.87%   香川県・・・10.34%
神奈川県・・・9.93%   愛媛県・・・10.07%
新潟県・・・9.58%   高知県・・・10.30%
富山県・・・9.59%   福岡県・・・10.32%
石川県・・・10.01%   佐賀県・・・10.73%
福井県・・・9.95%   長崎県・・・10.22%
山梨県・・・9.81%   熊本県・・・10.33%
長野県・・・9.70%   大分県・・・10.17%
岐阜県・・・9.92%   宮崎県・・・9.91%
静岡県・・・9.73%   鹿児島県・・・10.25%
愛知県・・・9.88%   沖縄県・・・9.97%
三重県・・・9.77%   

 正式には、厚生労働大臣の認可後の決定になりますが、4月以降の給与計算の際に介護保険料率の変更予定(1.79%へ引き上げ)と併せて、誤らないように今から確認しておきましょう。


参考リンク
協会けんぽ「第102回全国健康保険協会運営委員会 資料」
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/direction/dai102kai/20200129_02.pdf
協会けんぽ「第102回全国健康保険協会運営委員会 資料「令和2年度 都道府県単位保険料率の決定について(案)」」
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/direction/dai102kai/20200129_02.pdf
協会けんぽ「第102回全国健康保険協会運営委員会 資料「介護保険の令和2年度保険料率について」」
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/direction/dai102kai/20200129_05.pdf

(宮武貴美)
http://blog.livedoor.jp/miyataketakami/