中国・上海到着便の旅客に対する隔離措置開始(2020年3月4日から)

 上海では、新型コロナウイルスの感染拡大の対策として、本日(2020年3月4日)から、日本等から上海へ到着した航空便の旅客に対して、隔離措置が実施されることになりました。

上海の日本国総領事館からの情報は以下のとおりです。

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日本等からの上海到着便旅客に対する隔離措置について

●新型コロナウイルスの感染拡大防止のため,3月4日より,日本から上海虹橋空港及び上海浦東空港への到着便においては全旅客を対象として以下の措置が求められます。

1 上海に自宅がある場合:14日間の自宅隔離が求められる方向となります。この場合,空港から自宅への移動方法については空港にて検疫当局から指示されます。

2 上海に自宅がなく,上海市に滞在する場合(出張者等の一時渡航旅客):上海市政府が指定する施設で隔離(最大14日間)が求められる方向となります。この場合,各空港から指定施設まではAOC(空港公団)が手配する車両により,集団で移動することとなります。

●これら以外の情報につきましては,明らかになり次第,再度ご連絡いたします。

●なお,韓国,イタリア,イランから上海に到着する場合についても,概ね同様の措置となるようです。

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 すでに、各社不要不急の出張は控えられているかと思いますが、これにより、日本から上海へ出張などをしようとしても、現地到着後すぐに最大14日間の隔離措置の対象となり、事実上、業務に着手することができないため、出張をする意味がなくなってしまいます。上海現地とのやりとりが必要な場合、出張で現地に赴くのではなく、WEB会議やメールなどでのやりとりへの切り替えをせざるをえないでしょう。 

<参考リンク>
在上海日本国総領事館「日本等からの上海到着便旅客に対する隔離措置について」
https://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00013.html