中国・韓国からの入国制限と検疫強化等/新型コロナウイルス感染症に対する新たな水際対策

 2020年3月5日、日本政府は、新型コロナウイルス感染症に対する新たな水際対策を発表しました。主要点は、次のとおりです。

■2020年3月5日実施の新たな水際対策の主要点
1.検疫の強化(厚生労働省)
 中国(香港及びマカオを含む。以下同様。)及び韓国からの入国者に対し、検疫所長の指定する場所で14日間待機し、国内において公共交通機関を使用しないことを要請。

2.航空機の到着空港の限定等(国土交通省)
(1)航空機:中国又は韓国からの航空旅客便の到着空港を成田国際空港と関西国際空港に限定するよう要請。
(2)船舶:中国又は韓国からの旅客運送を停止するよう要請。

3.査証の制限等(外務省)
(1)中国及び韓国に所在する日本国大使館又は総領事館で発給された一次・数次査証の効力を停止。
(2)香港及びマカオ並びに韓国に対する査証免除措置を停止。

※上記の措置は、3月9日午前0時から3月末日までの間、実施(更新の可能性あり)。

 前日には、中国政府から、日本から中国・上海への渡航者に対して、14日間の隔離措置が実施されることが明らかとなりましたが、その反対に、中国から日本への渡航も制限されることとなりました。
 
 事実上、両国間の人の往来ができないに等しく、著しい制限がされることになりますので、日中にまたがったビジネスをされている場合には、更なる影響が必至となりました。

<参考リンク>
首相官邸「新型コロナウイルス感染症対策本部(第17回)」
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/sidai_r020305.pdf

厚生労働省「中華人民共和国で発生した新型コロナウイルス感染症に対する水際対策の抜本的強化に向けた更なる政府の取組について(検疫の強化)」
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000604884.pdf

外務省「新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の抜本的強化:査証の制限等について」
https://www.mofa.go.jp/mofaj/page1_000848.html