東京都産業労働局は例年、都内の1,000労働組合を対象に実施した2020年春季賃上げ要求・妥結状況調査の中間集計結果（令和2年4月9日現在）を公表しました。

　これによれば、既に妥結した労働組合のうち、前年妥結額と比較可能な105組合の平均妥結額は6,452円で、これは平均賃金（322,784円・39.3歳）の2.00％に相当します。同一労組の前年妥結額（6,391円）との比較では、金額で61円増加（0.95％増）しました。

　産業別・業種別妥結金額の分析対象（5組合以上）となった9業種のうち、対前年比がもっとも高かったのは、「輸送用機械器具」（11.27％）。一方、対前年比がもっとも低かったのは、「道路貨物運送」（▲25.97％）、続いて「非鉄金属」（▲9.23％）、「機械器具製造業」（▲3.29％）となっています。

参考リンク
東京都産業労働局「2020年　春季賃上げ要求・妥結状況について（中間集計）（令和2年4月9日現在）」
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/04/13/03.html

(大津章敬)

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