テレワーク、本当に多くの企業が導入しましたね

 プロ野球も開幕し、徐々に普通の生活に戻りつつことを感じている大熊であった。


大熊社労士
 おはようございます!
服部社長服部社長
 大熊さん、おはようございます。コロナも東京の感染者数がなかなか減らないのが少し気になりますが、この週末は観光地にもかなりの人が戻ったようで、普通の生活をいくらか取り戻せた感じですね。
大熊社労士
 そうですね。いわゆる第2波が心配ではありますが、国民のマインドが低下していてはなにをやっても上手くいきませんから、こうした雰囲気になって、いろいろな問題も徐々に解決していくような気がします。
福島照美福島さん
 大熊先生、今回のコロナでは多くの企業がテレワークを導入したと思うのですが、先生の他の顧問先でも結構導入は進んでいますか?
大熊社労士
 はい、多いですよ。そもそも当社もテレワークを行っていますし。
福島さん
 あ、そうだったのですね。どんな感じですか?
大熊社労士
 月並みですが、通勤時間が削減されるだけでも大きいですね。私の場合、執筆や企画などの業務が多いので、集中して非常に生産性高く仕事が出来ていますよ。
宮田部長宮田部長
 でも、そうではない職種もあるのではないですか?例えば、当社で考えた場合、総務の仕事なんかは、社内からの問い合わせなどに対応する必要がありますし、各種システムも社内でしか使えないものも多いので、生産性は落ちてしまうのかなト思っていましたが。
大熊社労士
 はい、そういう部分もありますよね。でも、今回、コロナのお陰で多くの企業は強制的にテレワークを行うことになった訳ですが、それで見えたこともいろいろあると思います。あの会議、なくしても問題なかったな、とか。出張してお客様と直接会うことが重要だと思っていたけど、リモートでも十分できるな、とか。
宮田部長
 そうかも知れませんね。日本人って、主体的にやり方を変えることはあまり得意ではないですが、外部環境の変化への対応能力ってすごいですからね。
大熊社労士
 本当にそう思います。東京商工会議所が6月初旬に行った調査を見ると、テレワークの実施率は67.3%にも上っています。更には3月調査時に比べ、41.3ポイントも増加していますので、今回のコロナ対応でバタバタっと準備して、導入したことがよく分かります。
福島さん
 ちなみに企業規模別で見るとどうなのですか?中小企業ではあまり導入が進んでいないという印象を受けているのですが。
大熊社労士
 従業員規模別では従業員30人未満の実施率は45.0%、これに対し、300人以上では90.0%となっていますので、やはり従業員規模が大きく影響しているようです。
大熊社労士服部社長
 それでも、30人未満企業で45.0%の導入ということですからすごいですね。
大熊社労士
 本当にそうですね。日本人の火事場の馬鹿力はすごいです。今後はウィズコロナ、ポストコロナの環境でも、必要に応じ、こうした仕組みを定着させるフェーズに入って行きますね。
服部社長
 そう思います。当社は現場があるので、全員は難しいが、できる人については在宅を始めてみようか。宮田部長、導入に向けた情報収集をお願いします。
宮田部長 
 承知しました!

>>to be continued

大熊社労士のワンポイントアドバイス[大熊社労士のワンポイントアドバイス]
 おはようございます。大熊です。

今回のコロナの影響で、多くの企業でテレワークが導入されました。今後は本格普及期に入りますね。テレワークの有無が企業選びの要件になる時代も近づいているように思いますので、緊急事態宣言解消→フル出勤と単純にならないよう、対応していきましょう。


参考リンク
東京商工会議所「「テレワークの実施状況に関する緊急アンケート」調査結果」
https://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=1022366

(大津章敬)