急速に悪化する愛知の雇用 非正社員の新規求人数は前年同月比41.3%減

 新型コロナウイルスによる各種自粛などにより経済が疲弊し、急速な雇用危機に陥ろうとしています。

 愛知県の2020年5月の有効求人倍率は対前月比▲0.16ポイントの1.28倍となっていますが、その背景には新規求人数の減少と新規求職者数の2桁の増加があります。、

 正社員の有効求人倍率は、前年同月比▲0.50ポイントの大幅減となり、0.96倍と遂に1倍を割る状況となっています。一方、新規求人数数を見ると、正社員は前年同月比▲31.8%となっていますが、非正社員についてはそれよりも更にひどい▲41.3%。雇用情勢の深刻さが明らかになっています。

 この状態はしばらく継続すると予想されます。まずは雇用調整助成金などを活用し、可能な限り雇用を確保し、ポストコロナの回復に備えて頂ければと思います。


参考リンク
愛知労働局「令和2年5月分 最近の雇用情勢」
https://jsite.mhlw.go.jp/aichi-roudoukyoku/content/contents/000674198.pdf

(大津章敬)