全国平均よりもハイペースで悪化する愛知県の雇用情勢

 先日、愛知労働局は「令和2年6月分 最近の雇用情勢」の資料を公表しました。その主要な指標は以下のような結果となっています。
有効求人倍率 1.14倍(対前月▲0.14ポイント)
有効求人数  108,591人(対前月▲3.6%)
有効求職者数  94,870人(対前月+7.8%)
正社員有効求人倍率 0.89倍(対前年同月▲0.59ポイント)

 全国の有効求人倍率は、対前月▲0.09ポイントの1.11倍ですので、愛知は全国平均よりもハイペースで雇用情勢が悪化していることが分かります。既に正社員の有効求人倍率は先月から1倍を割っていますし、生産工程の有効求人倍率も0.74倍となっており、主要産業である製造業での雇用の縮小が目立つ結果となっています。

 愛知県は新型コロナウイルスの感染状況も深刻化しており、今後も雇用の悪化は避けられない状況にあると見る必要があるでしょう。


参考リンク
愛知労働局「最近の雇用情勢」
https://jsite.mhlw.go.jp/aichi-roudoukyoku/jirei_toukei/syokugyouanteika/anteika01.html

(大津章敬)