8月1日版に更新された雇用保険業務取扱要領
雇用保険の実務を進める上で、細かな解釈等を確認する際に役立つものが、厚生労働省が公開している「雇用保険に関する業務取扱要領(雇用保険業務取扱要領)」です。この雇用保険業務取扱要領では、雇用保険の資格取得や資格喪失の手続きに関することはもちろん、高年齢雇用継続給付、育児休業給付等についても記載されています。また、この要領は法改正等に伴い、更新がされており、先日、[令和2年8月1日以降]版に更新されました。
今回の更新では、離職日が令和2年8月1日以降の場合には、被保険者期間の算定方法について、離職日から1カ月ごとに区切っていた期間に、賃⾦支払の基礎となる日数が11日以上ある月、または、賃⾦⽀払の基礎となった労働時間数が80時間以上ある月を1ヶ月として計算することについて盛り込まれ、最新の情報になっています。
実務上の疑問点等が生じた際には、ぜひ、チェックしてみてください。
↓最新版の「雇用保険に関する業務取扱要領」はこちら!
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/koyouhoken/data/toriatsukai_youryou.html
関連記事
2020年6月18日「失業等給付の受給資格を得るために必要な「被保険者期間」の算定方法が変わります」
https://roumu.com/archives/103476.html
参考リンク
厚生労働省「雇用保険に関する業務取扱要領(令和2年8月1日以降)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/koyouhoken/data/toriatsukai_youryou.html
(宮武貴美)