愛知県 航空関連企業従業員の出向による受入れ促進を支援
新型コロナウイルス感染症の拡大は航空需要を減少させ、現在、航空業界は未曽有の苦難に直面しています。IATA(国際航空運送協会)は、世界の航空需要が新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前の水準に戻るのは、2024年になるとの見通しを示しており、エアライン、グランドハンドリング(空港地上支援業務)会社、空港会社等の航空関連企業における雇用維持が困難となっています。
愛知県は、この状況を見過ごせば、航空関連人材の流出を招き、今後航空需要が戻った際に、当地域の航空関連人材が不足するとの危機感から、以下のように航空関連企業の雇用を支援することになりました。
(1)中部国際空港株式会社に対する雇用支援
中部国際空港の運営を支援するため、空港利用客の大幅減少により事業の縮小に直面している中部国際空港旅客サービスの従業員15名を、2021年2月から2022年3月まで県において受け入れる。
(2)航空関連企業従業員の受入れ促進
a.出向等に関する相談の受付
県内の航空関連企業(エアライン、グランドハンドリング会社等)から、一時的に雇用過剰となっている従業員の出向等に関する相談を受け付ける。
連絡先:建設局航空空港課機能強化推進グループ
052-954-7460(平日午前9時から午後5時まで)
b.受入れに向けた調整
県内市町村、地元経済界に幅広く呼び掛け、県内航空関連企業からの従業員の受入れが進むよう調整する。
人材ニーズがある企業では出向の受け入れの検討をされてはいかがでしょうか。
参考リンク
愛知県「航空関連企業の雇用を支援します」
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kouku/koukukoyoushien201211.html
(大津章敬)