新型コロナ感染に対する不安やストレスの状況に関する調査結果が公表
厚生労働省では、新型コロナウイルス感染症による国民の心理面への影響を把握するため、インターネット調査を実施し、先日、主な調査結果を取りまとめが公表されました。この中から、困ったこと・ストレスに感じたことについて見てみると、産業別の特徴として、以下の内容が比較的多くありました。
◆宿泊業、飲食サービス業、生活関連サービス業、娯楽業
[医療・福祉、仕事]「仕事の先行きが不安定なこと(失業を含む)」
[医療・福祉、仕事]「世帯の経済的な苦しさが増したこと」
◆教育、学習支援業
[感染]「自分や家族が感染したら、人から批判や差別、いやがらせを受けるかもしれないこと」
[生活]「医療用品・衛生用品(マスクなど)が入手困難なこと」
[生活]「旅行やレジャーができないこと」
[家族]「家族・親戚・友人などに会えないこと」
◆医療、福祉
[感染]「自分や家族が感染するかもしれないこと」
[感染]「自分や家族が感染したら、人から批判や差別、いやがらせを受けるかもしれないこと」
[生活]「医療用品・衛生用品(マスクなど)が入手困難なこと」
[生活]「旅行やレジャーができないこと」
[家族]「家族・親戚・友人などに会えないこと」
他の業種については、調査データ集の方で状況を確認することができます。また、厚生労働省の特設サイト「こころの耳」では、仕事や生活の不安やストレスと上手に付き合う方法について、さまざまな専門家からのアドバイスが掲載されています。このような情報も従業員に案内して役立ててもらうとよいでしょう。
参考リンク
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスに関する調査の結果概要」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15766.html
こころの耳「 新型コロナウイルス感染症対策(こころのケア)」
https://kokoro.mhlw.go.jp/etc/coronavirus_info/
(福間みゆき)