2021年4月から義務化される中途採用比率の公表
2021年4月1日から、労働施策総合推進法の規定により、正規雇用労働者の中途採用比率の公表が義務化されます。これまで詳細が発表されていませんでしたが、先日、リーフレットやQ&Aが公開されました。
公表は、常時雇用する労働者が301人以上の企業で義務化され、求職者が容易に閲覧できるかたちで「直近の3事業年度の各年度について、採用した正規雇用労働者の中途採用比率」を公表することが必要となります。公表は、おおむね年に1回、公表した日を明らかにして、インターネットの利用やその他の方法で行うことになります。
初回の公表については、法施行(2021年4月1日)後の最初の事業年度内に、2度目以降は、前回の公表からおおむね1年以内に、可能な限り速やかに公表を行う必要があるため、対象となる企業はリーフレットやQ&Aを参考に、早めに対応を進めましょう。
↓リーフレット「令和3年4月1日から常時雇用する労働者数が301人以上の企業において正規雇用労働者の中途採用比率の公表が義務化されます」
https://roumu.com/archives/106192.html
↓Q&A「中途採用比率の公表における解釈事項等について」
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000737271.pdf
参考リンク
厚生労働省「正規雇用労働者の中途採用比率の公表」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/tp120903-1_00001.html
(宮武貴美)