10月時点の大学生インターンシップの参加率は83.9%

 近年、大学生の新卒採用において、インターンシップの重要性が高まっています。そこで本日は、マイナビの「2023年卒大学生インターンシップ調査(中間総括)」から、学生のインターンシップへの参加状況を見てみることにしましょう。

 10月時点でのインターンシップの参加状況の推移を見ると以下のようになっています。
23年卒 83.9%
22年卒 79.8%
21年卒 84.9%
20年卒 72.8%
19年卒 72.2%
18年卒 59.7%
17年卒 55.5%

 このようにここ数年で急速にインターンシップの参加状況が高まっており、ここ数年は8割前後の学生がインターンシップに参加しているという結果になっています。もっともこの対象はマイナビに登録している学生ですので、全学生で見るともう少し小さな値になるとは思いますが、積極的に就職活動をしようとしている学生については大半がインターンシップに参加することで、企業や業界の情報を得て、また企業と具体的な接点を持つことで就職に生かそうとしていることが分かります。

 このような状況は、人事スタッフや採用関連予算が相対的に少ない中小企業にとっては厳しいものと言えるでしょう。限られたリソースの中でどのように採用活動を進めるのかは知恵の出しどころになると思われます。なお、コロナの影響でWEBでのインターンシップの開催も増加していますが、WEBと対面のどちらの形式を希望するかという設問については、WEB希望が36.0%、対面希望が37.6%とほぼ拮抗しています。


参考リンク
マイナビ「マイナビ 2023年卒大学生インターンシップ調査(中間総括)」
https://www.mynavi.jp/news/2021/10/post_32344.html

(大津章敬)