コロナで増加するWEB面接 求職者の多くもWEB面接を希望

 新型コロナの影響でリモートでの業務が増加しましたが、採用面接についても感染防止の観点からWEBで行われることが増えています。そこで本日は、パーソルキャリアが実施した「Web面接の実態調査」の内容を見てみることとしましょう。なお、この調査は、正社員として働く22歳~59歳までのビジネスパーソン15,000人および採用業務に携わったことのある方1,836人を対象に実施されたものです。

 これによれば同社が2021年7月に取り扱った求人案件のうち、「Web面接可」の求人案件は63.8%となっています。これを時系列でみると以下のようになっており、WEB面接が徐々に増加していることが分かります。
2020年8月 38.4%
2020年11月 52.9%
2021年3月 55.5%
2021年7月 63.8%

 また対面とWEB面接のどちらを希望するかという設問については以下のような結果となっており、多くの求職者がWEB面接を希望していることが分かります。
WEB面接 20.3%
対面面接 39.3%
どちらでもよい 40.4%

 WEB面接は感染予防や交通費の観点などでメリットが大きいですが、一方で雰囲気が伝わりにくいなどの課題もあります。最近は対面面接をせずに採用した人材が思っていた人材と違ったというような問題も頻発しているようですので、少なくとも最終面接は対面にするなどの工夫を行い、労使双方にとって納得のいく結論に到達できるようにしたいものです。


参考リンク
パーソルキャリア「転職サービス「doda(デューダ)」が「Web面接の実態調査」を発表」
https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/research/2021/20211025_02/

(大津章敬)