オミクロン株の出現により、外国人の新規入国原則停止/外務省
新型コロナウイルス感染症の世界的感染拡大により、日本では、2021年1月14日以降、外国人の新規入国が原則停止されていましたが、日本国内での新規感染者数の減少により、国際的な人の往来再開に向けた段階的措置として、2021年11月8日から、外国人の新規入国制限の見直し(一定条件を満たす場合の受け入れ再開)及びワクチン接種証明書保持者に対する入国後の行動制限の緩和が実施されていました。
ところが、新たな変異株であるオミクロン株の出現により、外務省は、2021年11月29日、緊急避難的対応として、予防的観点から11月30日から当面1か月の間、主に以下の措置を講じることを発表しました。
1.外国人の新規入国停止
11月30日以降外国人の新規入国を停止。
2.有効なワクチン接種証明保持者に対する行動制限緩和措置の見直し
(1)11月30日以降、有効なワクチン接種証明保持者に対する行動制限緩和措置に係る新規申請受付及び審査済証の交付を停止。
※12月1日以降の帰国者・再入国者等は行動制限緩和の対象としない。
(2)12月1日以降の帰国者・再入国者等について、有効なワクチン接種証明
保持者に対する3日間停留措置の免除及び待機期間短縮措置(14日→10日) を停止。
3.入国者総数の引下げ
12月1日以降、日本に到着する航空便について、既存の予約について配慮しつつ、新規予約を抑制。
今回は、外国人の新規入国再開から1ヶ月も経たないうちに緊急停止となりました。情勢が刻一刻と変化しているため、国際間の往来を検討するにあたっては、常に外務省ホームページなどで最新情報を確認することが必要です。
※本内容は、2021年11月29日時点の情報に基づきます。
最新情報は外務省ホームページをご確認ください。
<参考リンク>
外務省「新型コロナウイルス感染症に関する新たな水際対策措置(オミクロン株に対する水際措置の強化)」
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2021C145.html
外務省「国際的な人の往来再開に向けた段階的措置について」
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/cp/page22_003380.html