55.7%が転職検討の際にリモートワークの有無が応募の意向に影響すると回答

 新型コロナの感染拡大を受け、BCP的観点から急速に拡大したリモートワーク。企業によってはその実施を取りやめる事例も少なくありませんが、実際の従業員の意識はどうなのでしょうか?本日は、パーソルキャリアが実施した「第3回 自社のリモートワーク・テレワークに関する調査(個人版)」の結果をご紹介します。なお、この調査の対象は20~30代のdoda会員で、調査期間は2021年10月28日~11月3日、回答人数は361人となっています。

 今回の調査の中でももっとも興味深いのは、「転職を検討する際に、リモートワーク・テレワークを実施しているかどうかが応募の意向に影響するか?」というもので、その結果は以下の通りです。
とても影響する 33.0%
やや影響する 22.7%
あまり影響しない 28.0%
まったく影響しない 16.3%

 このように55.7%が転職を検討する際に、リモートワーク・テレワークを実施しているかどうかが応募の意向に影響すると回答しています。職種によっては難しいこともありますが、リモートワーク・テレワークの有無は企業の人材確保力にも大きな影響を与えることになりそうです。また、リモート授業が当たり前の環境となっている大学生は更にこの傾向が強いと考えられますので、新卒採用を実施している企業においては更に積極的な検討が求められるのかも知れません。


参考リンク
パーソルキャリア「第3回 自社のリモートワーク・テレワークに関する調査(個人版)」
https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/research/2021/20211129_01/

(大津章敬)