厚生労働省調査の主要企業2021年年末一時金調査 妥結額平均は前年比△0.54%の782,198円

 新型コロナの影響で業績不振の企業も少なからず見られますが、昨年末の賞与の水準がどうだったのでしょうか。今回は、厚生労働省のによる主要企業調査の結果を見ていきましょう。この調査は、妥結額などを把握できた、資本金10億円以上かつ従業員1,000人以上の労働組合のある企業355社の結果を集計したものとなります。

 これによれば、平均妥結額は782,198円で、昨年と比較して4,262円(0.54%)の減という結果になっています。なお、減少幅がもっとも大きいのは自動車の△5.74%となっています。

 グラフは昭和45年からの約半世紀に亘る妥結額と前年比の推移ですが、昭和の時代は年々増加したものの、平成以降はすっかり伸びが止まっていることがよくわかります。


参考リンク
厚生労働省「令和3年 民間主要企業年末一時金妥結状況を公表します」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23223.html

(大津章敬)