着実に回復し、深刻な人手不足に向かう愛知の雇用情勢
新型コロナによる影響で一時的に落ち込んだ愛知の雇用ですが、現在は着実に回復してきています。
愛知労働局の「令和4年3月分 最近の雇用情勢」を見ると、愛知の有効求人倍率は、前月比+0.03ポイントの1.33倍となっています。月間有効求人数が右肩上がりに増加する一方、月刊有効求職者数は減少を続けているためで、この傾向からすれば、まだまだ有効求人倍率は上昇することは確実です。
愛知県内でも地域別に見ると、名古屋の有効求人倍率は1.71倍とかなりの高水準となっており、既に深刻な求人難に陥っていることが分かります。労働力人口の減少という構造的な課題が背景にあるため、この問題は簡単に解決することはありません。今後はなかなか採用ができないということを前提に、人材の育成・定着を進めていきましょう。
参考リンク
愛知労働局「令和4年3月分 最近の雇用情勢」
https://jsite.mhlw.go.jp/aichi-roudoukyoku/content/contents/001139135.pdf
(大津章敬)