多くの企業で「なかなか人が採用できない」という声が聞かれます。財務省が公表した「地域企業における従業員確保の動向について（特別調査）」によれば、コロナ禍前と⽐較した従業員の過不⾜感をみると、｢⼈⼿不⾜感が強まった｣という回答が31%にものぼっています。また、今後の正規雇⽤の従業員数について、｢増やそうとしている｣という回答も48％となっており、今後、更に採用難は深刻になっていくことが予想されます。

　ここで参考にして頂きたいのが、この調査の第2部として掲載されている「企業等における特徴的な取組（事例集）」です。専⾨職の中途採⽤、働き⽅改⾰、スコップとパソコンを使える社員育成、⼈材育成、働き⽅改⾰、正しい評価と待遇改善により、優秀な⼈材を確保など様々な事例が掲載されており、非常に参考になります。

　こうした取り組み事例を見ると、やはり従来の常識で考えるのではなく、働き方そのものを再構築することの重要性を感じます。是非、ご覧いただき、自社の採用環境の改善にご活用ください。

参考リンク
財務省「地域企業における従業員確保の動向について（特別調査）2022/5/18」
https://www.mof.go.jp/about_mof/zaimu/kannai/202201/tokubetsu.pdf

(大津章敬)

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