現大学4年生、「UIターンや地方での就職を希望する」という回答が2年前から17.4ポイントの大幅増の39.2%

 新型コロナウイルスの感染拡大による生活の変化は、学生の就職観にも大きな影響を与えています。そこで本日は、学情が、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施したアンケートの中から、Uターンや地方での就職についての意識の変化を取り上げます。

 まず、「UIターンや地方での就職を希望しますか?」という設問については、39.2%の学生が「希望する」と回答しています。これは、コロナ初期の2020年6月に実施したアンケートと比較すると、17.4ポイントもの大幅増加となっています。

 また、「地方での就職について、新型コロナウイルスの流行により意識の変化はありましたか?」という設問については、以下のように地方での就職についての希望が増えていることが分かります。
31.8% より地方での就職を希望するようになった
51.1% どちらかというと地方での就職を希望するようになった
13.1% どちらかというと地方への就職に慎重になった
4.0% 地方への就職に慎重になった

 コロナにより、社会全体の価値観や働き方が大きく変化していますが、リモート授業でほぼ2年近く大学に行くことができなかった現4年生の就職観も相当大きく変わっているようです。地方企業の採用にはいくらかの追い風となりそうです。


参考リンク
学情「UIターンを希望する学生が約4割。コロナ初期より17.4ポイント増加。「家族の近くに住みたい」「人との繋がりの大切さを感じ、地元に貢献したいという想いが強くなった」の声/2023年卒対象アンケート」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000887.000013485.html

(大津章敬)