43.7%の労働者が「週休3日制」を希望 その4分の3は1日所定労働時間増・給与維持を選択
骨太の方針にも盛り込まれ、関心が高まる「選択的週休3日制」ですが、その意向に関する調査が株式会社リスクモンスターにより行われました。今回はこの調査の結果について見てみましょう。なお、この調査は、2022年5月24日~5月26日に実施されてもので、対象は週休2日制で働く社会人、回答数は800名となっています。
今回の調査では、3つの選択肢が用意され、その結果は以下のとおりとなっています。
(1)現状維持(週休2日制) 56.4%
(2)休日は増えるが給料は減額(週休3日制・給料減) 11.8%
(3)休日は増えるが1日当たりの労働時間は増加(週休3日制・労働増) 31.9%
(2)は所定労働時間が8時間×4日=週32時間となり、給与が減額するパターン、(3)は変形労働時間制を採用し、10時間×4日=週40時間となり、給与水準が維持されるというものですが、全体としては半数近くの労働者が週休3日を希望する一方、そのうち4分の3は給与減を伴わない「週休3日制・労働増」の働き方を望んでいることが分かりました。
「週休3日制・労働増」という形の週休3日制は既に歯科クリニックなどでも多く導入されていますが、営業時間が長い事業所などでは有効な仕組みでもあることから、今後、導入事例が導入するかも知れません。
参考リンク
リスクモンスター株式会社「:第1回「週休3日制に関する意識」調査(2022/6/29)」
https://www.riskmonster.co.jp/mailmagazine/post-12569/
(大津章敬)