2022年夏季の大手企業の賞与の平均は前年比+8.77%899,163円

 多くの企業で夏季賞与の支給も終わり、各種統計調査の結果が出揃ってきています。今回は経団連の「2022年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果」の最終集計結果を取り上げます。なお、本調査の対象は、原則として従業員500人以上、主要21業種大手254社で、今回はこのうち、集計可能な159社の結果となっています。

 これによれば、2022年の大手企業の夏季一時金の妥結額総平均は前年比8.77%増の899,163円となりました。製造業の平均は920,393円(前年比+9.58%)、非製造業の平均は829,019円(前年比+7.17%)となっていますが、鉄鋼は前年より86.6%も増加するなど、むしろ前年がコロナの影響で大きく落ち込んだことの反動と見るのが妥当でしょう。その後も円安や物価高など不安定な経済状態が続いていますが、再び日本経済が回復することを願ってやみません。


参考リンク
経団連「2022年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果(最終集計)2022年8月5日」
http://www.keidanren.or.jp/policy/2022/074.pdf

(大津章敬)