現在の我が国の賃金の状況・課題がよく分かる連合の「連合・賃金レポート」

 最近は我が国の賃金が国際的に見て安くなっているという話が、一般のテレビ番組などで放送される機会も多くなりました。また、継続的な物価の上昇により、賃金の引き上げを検討する企業も増加しています。

 このような環境から、来春に向けては賃金を如何に上げていくか、その際の賃金制度の課題などを議論する場面も増加するのではないかと思います。そんなときに参考にしていただきたい資料の一つとして、連合の「連合・賃金レポート」があります。これは連合が春闘の基礎資料として、1996年から厚生労働省公表の「賃金構造基本統計調査」(賃金センサス)を分析したもの。2016年からはその年の重要ポイントを把握し、同時に賃金担当者が入門書として活用できるよう「サマリー版」も発行しています。

 是非、ご覧いただき、現在の我が国の賃金の課題を把握頂ければと思います。


参考リンク
連合「連合・賃金レポート(2022年10月24日)」
https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/shuntou/2023/wage_report/wage_report_summary.pdf?5

(大津章敬)