都内企業の2022年冬季賞与の平均妥結額は対前年比+8,595円の780,256円
東京都は、都内の1,000労働組合を対象として、2022年 年末一時金要求・妥結状況の中間集計結果(令和4年11月10日現在)を公表しました。
これによれば、既に妥結した労働組合のうち、前年妥結額と比較可能な236組合の平均妥結額は780,256円で、これは平均賃金(325,296円・39.6歳)の2.40ヵ月分に相当します。同一労組の前年妥結額(771,661円)との比較では、8,595円増加(1.11%増)となりました。
なお、産業別・業種別妥結金額の分析対象(5組合以上)となった18業種のうち、対前年比がもっとも高かったのは、「輸送用機械器具」(+11.47%)、以下「その他運輸」(+5.78%)、「機械器具製造業」(+4.60%)となっています。一方、対前年比がもっとも低かったのは、「私鉄・バス」(△8.54%)、続いて「建設業」(△4.54%)、「情報サービス」(△4.41%)となっています。
中小企業の実態はここまでの水準ではありませんが、トレンドとしては押さえておいて頂ければと思います。
参考リンク
東京都「2022年 年末一時金要求・妥結状況について(中間集計:令和4年11月10日現在)」
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/11/14/06.html
(大津章敬)