連合の2023年春闘第1回集計結果は11,844円・3.80%の高水準に

 満額回答が相次ぎ、ニュース番組でも大きく報道されている2023年の春闘ですが、連合から「2023年春季生活闘争 第1回回答集計(2023/3/17)」が公表されました。今後、賃上げの交渉や検討を行う際の参考とするため、そのポイントをまとめましょう。

  • 平均賃金方式で回答がなされた805組合の加重平均は11,844円・3.80%(昨年同時期比5,263円増・1.66ポイント増)
  • 805組合のうち、300人未満の中小組合398組合の加重平均は9,026円・3.45%(同3,642円増・1.40ポイント増)
  • 有期・短時間・契約等労働者の賃上げ額は、加重平均で時給61.73円(同35.48円増)・月給10,598円(同5,918円増)となり、引き上げ率は一般組合員を上回っている。

 物価高に加え、深刻な採用難という状況で近年稀に見る高水準となっています。


参考リンク
連合「2023年春季生活闘争 第1回回答集計(2023年3月17日集計、3月17日公表)」
https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/shuntou/2023/yokyu_kaito/kaito/press_no1.pdf?2801

(大津章敬)