令和4年賃金構造基本統計調査(賃金センサス)の結果が公表
賃金管理を行う際には様々な賃金統計調査資料を用いることになりますが、多くの調査の中でももっとも大規模に行われている代表的なものが厚生労働省の賃金構造基本統計調査(賃金センサス)です。
賃金構造基本統計調査は、全国の主要産業に雇用される労働者の賃金の実態を雇用形態、就業形態、職種、性、年齢、学歴、勤続年数、経験年数別等に明らかにすることを目的として、毎年6月分の賃金等について7月に調査を実施されています。今回公表された令和4年の内容は、調査対象である78,589事業所のうち有効回答を得た55,427事業所から、10人以上の常用労働者を雇用する民営事業所(48,371事業所)について集計されたものです。
【結果のポイント】
■一般労働者(短時間労働者以外の常用労働者)の賃金(月額)
男女計 311,800円(前年比 1.4%増)
男性 342,000円(前年比 1.4%増)
女性 258,900円(前年比 2.1%増)
※男女間賃金格差(男=100)75.7(前年差0.5ポイント上昇)
■短時間労働者の賃金(1時間当たり)
男女計 1,367円(前年比 1.2%減)
男性 1,624円(前年比 0.4%減)
女性 1,270円(前年比 1.6%減)
その他詳細については参考リンク先をご覧いただき、自社の賃金管理に活用頂ければと思います。
参考リンク
厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2022/index.html
(大津章敬)