骨太の方針2023原案に見る人事労務関連キーワード
労働政策の大転換が予想される中、注目を集める骨太の方針2023ですが、昨日(2023年6月7日)開催された「令和5年第8回経済財政諮問会議」の中でその原案が示されました。
かなりボリュームのある資料となりますので、詳細は正式に骨太の方針2023が公開された際に見ていくこととし、今回は今回の原案の中にある人事労務関連のキーワードを拾っていくこととしましょう。
- リ・スキリングによる能力向上支援
- 個々の企業の実態に応じた職務給の導入
- 成長分野への労働移動の円滑化
- 最低賃金の引上げ
- 同一労働・同一賃金制の施行の徹底
- 週所定労働時間20時間未満の労働者に対する雇用保険の適用拡大
- 介護と仕事の両立支援
- 勤務間インターバル制度の導入促進
- メンタルヘルス対策の強化
- 副業・兼業の促進
- 選択的週休3日制度の普及
- フリーランス・事業者間取引適正化等法の十分な周知・啓発
- 高度外国人材等の呼び込みに向けた制度整備
- 技能実習制度及び特定技能制度の在り方の検討
- 「こどもまんなか社会」の実現
- L字カーブの解消
- 女性役員登用の加速化
- 多様な正社員の普及促進
- 長時間労働慣行の是正
- 両立支援等の多様で柔軟な働き方の推進
- 仕事と家庭の両立に向けた男性の育児休業取得の促進
- ベビーシッター・家事支援サービス利用の普及
- 男女間賃金格差の更なる開示の検討
経済財政運営と改革の基本方針2023(骨太の方針2023)原案は以下でご覧いただけます。今後の実務への影響を考えるためにも是非ご覧ください。
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2023/0607/shiryo_01.pdf
参考リンク
内閣府「令和5年第8回経済財政諮問会議(2023/6/7)」
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2023/0607/agenda.html
(大津章敬)