男性の育児休業取得日数は4年で約10倍に
男性の育児休業を取り巻く環境は近年大きく変化しており、今後も異次元の少子化対策の中で、更なる取得率の上昇が予想されています。そこで本日は積水ハウスが公表した「男性育休白書2023」から、現在の男性育児休業の状況を見ていきましょう。
男性の育児休業の取得率
24.4%(2019年 9.6%)
男性の育休取得日数
23.4日(2019年 2.4日)
男性の育休取得意向(取得したい)
69.9%(2019年 60.5%)
女性におけるパートナーの育休取得意向(取得してもらいたい)
64.7%(2019年 49.1%)
男性社員の育休を職場で促進している
43.0%(2019年 41.3%)
職場で男性社員の育休が促進されていると感じる?
36.2%(2019年 33.3%)
育休の取得に不安を感じる?
70.2%(2019年 77.0%)
このようにあらゆる指標においても、男性育休への理解や取得意向が進んでいることが分かります。今後、産後期間中の育児休業給付の給付率を引上げ、手取りを保証する水準にするなどの法改正も予定されており、男性の育休も当たり前のという時代が近づいています。
企業としては、男女共にが育休を取得しても業務に大きな影響が出ないような職務設計を早めに進めておくことが求められます。
参考リンク
積水ハウス「男性育休白書2023(2023/9/19)」
https://www.sekisuihouse.co.jp/ikukyu/research/
(大津章敬)