人手不足割合は正社員52.1% 非正社員30.9%と高止まり
多くの企業で人手不足の状態にありますが、本日は帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査(2023年10月)」の結果を見ていきましょう。この調査は2023年10月18日~10月31日に全国27,052社を対象に実施されたもので、有効回答企業数は11,506社となっています。
これによれば、2023年10月時点における従業員の過不足状況は以下のようになっています。
正社員が「不足」と感じている企業 52.1%(前年同月比+1.0ポイント)
非正社員が「不足」と感じている企業 30.9%(前年同月比△0.1ポイント)
過去最高は正社員が53.9%(2018年11月)、非正規社員は34.9%(2018年12月)ですので、それよりも少しだけ低い水準で高止まりが続いています。
なお、正社員の人手不足割合を業種別で見ると以下がトップ3となっており、いずれも諸要因によって需要が旺盛な業種で人材不足が深刻化していることが分かります。
旅館・ホテル 75.6%
情報サービス 72.9%
建設 69.5%
参考リンク
帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2023年10月)」
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p231103.html
(大津章敬)