来年4月施行に向けた追加リーフ・Q&Aが公開された裁量労働制

 来年(2024年)4月には、裁量労働制に関して改正された省令・告示が施行し、裁量労働制の導入・継続には新たな手続きが必要となります。変更内容としては、本人の同意を得たり、同意の撤回の手続きを定めたりすることのほか、企画業務型裁量労働制では、労使委員会に賃金・評価制度を説明したり、労使委員会の開催頻度を6ヶ月に1回として運営規程に盛り込むことなどがあります。

 これらの改正点を含んだ制度の内容について、厚生労働省からパンフレットが公開されたほか、8月に公開されていたQ&Aの追補版も公開されました。裁量労働制を導入している企業はさほど多くないかと思いますが、導入している企業では来年の施行にあわせて、必ず対応が必要になります。

 また、協定届や決議届、報告の様式も変更になっています。公開されたリーフレット等を確認の上、早めに対応を進めましょう。

↓裁量労働制の各種情報はこちらから
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/roudouzikan/sairyo.html


参考リンク
厚生労働省「裁量労働制の概要」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/roudouzikan/sairyo.html
(宮武貴美)