早期化が進む新卒採用 大学3年生11月末時点の内々定率は11.8%
新卒採用の環境が厳しさを増す中、企業の早期囲い込みが進んでいます。今回は学情の「2025年卒 内々定率調査 2023年12月度」から、現大学3年生の内々定の状況について、見ていくことにしましょう。
2025年卒学生(現大学3年生)の2023年11月末時点での内々定率は、前年同時期の8.7%を3.1ポイント上回り、11.8%という結果となっています。
「現在、就職活動(インターンシップやオープン・カンパニー参加を含む)をされていますか?」という設問について、以下のように「まだ就職活動をしていない」という回答はわずか10.4%となっており、学生がインターンシップやオープン・カンパニーに参加した企業の選考に参加している状況が伺われます。
就職活動をしている 88.7%
まだ就職活動をしていない 10.4%
内定を獲得し、就活を終了 0.9%
選考の早期化・長期化が進む中、採用業務の負荷が大きくなっており、リソースの少ない中小企業にとっては厳しい環境となっています。
参考リンク
学情「2025年卒 内々定率調査 2023年12月度(2023/12/4)」
https://service.gakujo.ne.jp/jinji-library/report/25naiteiritsu1204/
(大津章敬)