東証プライム上場企業の2024年夏季賞与の平均は過去最高の846,021円

 ゴールデンウィークも過ぎ、外を歩いていても、夏が近づいていることを感じます。人事担当者としては頭を悩ました賃上げに続いて、夏季賞与の時期がやってきます。そこで今回は一般財団法人労務行政研究所が東証プライム上場企業を対象に、実施した夏季賞与・一時金についての調査結果について見ていくことにしましょう。

  • 2024年春季交渉時に決まった夏季賞与・一時金の支給水準は、東証プライム上場企業の全産業ベースで846,021円(前年比+37,513円)となりました。これは同所の1970年の調査開始以来、最高額となっています。
  • 業種別では、製造業は877,147円(前年比+35,862円)、非製造業は715,856円(前年比+44,418円)となっています。

 円安等による好業績を受けた結果と思われますが、中長企業と大企業の処遇格差の拡大を感じる結果となっています。


参考リンク
労務行政研究所「東証プライム上場企業の2024年夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査(2024/5/8)」
https://www.rosei.or.jp/attach/labo/research/pdf/000087109.pdf

(大津章敬)