改正育児・介護休業法が公布されました

 2024年5月27日の記事「改正育児・介護休業法が成立、2025年4月施行へ」でも取り上げたように2024年の通常国会で改正育児・介護休業法が成立しました。そして、今日(2024年5月31日)公布されました。
 改正法では、「子の年齢に応じた柔軟な働き方を実現するための措置の拡充」や「介護離職防止のための仕事と介護の両立支援制度の強化」をメインとして、さまざまな施策が講じられることになります。企業にとっては、育児・介護休業規程等の就業規則の変更が必要になる部分もあるため、内容をしっかり押さえる必要があります。
 なお、改正法案には、衆議院・参議院とも附帯決議があり、今後、所定外労働の制限や時間外労働の制限、深夜業の制限について子の対象年齢などの必要な検討が労働政策審議会で行われる見込みです。今回の改正法が公布され、施行に向かう中で、さらなる議論も進められることになります。


関連記事
2024年5月27日「改正育児・介護休業法が成立、2025年4月施行へ」
https://roumu.com/archives/122806.html

参考リンク
官報「令和6年5月31日(号外 第131号)」
https://kanpou.npb.go.jp/20240531/20240531g00131/20240531g001310000f.html
衆議院「第213回国会閣法第54号 附帯決議」
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_rchome.nsf/html/rchome/Futai/kourouEC8EB93B3C3B490049258B160028F1E9.htm
参議院「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律及び次世代育成支援対策推進法の一部を改正する法律案に対する附帯決議」
https://www.sangiin.go.jp/japanese/gianjoho/ketsugi/213/f069_052301.pdf
(宮武貴美)